2015年5月中旬、羽田空港を深夜1:00発のユナイテッド航空に乗ってはじめてのアメリカ・サンフランシスコに到着。ユナイテッドはネットで評判を見るとあまりいい評価ではなかったので、少し不安だったけれど機内食が微妙な点を除くと問題なく、機内で見たロングトレイルをテーマにした映画「WILD」を観れたことも良かった。
到着は夜7:00ぐらい。まずはホテルがあるユニオンスクエアに向かうためにバート乗り場を目指す。日本でいうsuicaのようなカード「クリッパー」を購入予定も、片言の英語で聞くかぎり売場が遠いらしいのでまずは切符を購入して乗車することに。自動発券機に20ドル紙幣を入れて約9ドルの切符を2枚購入。普通この段階でお釣りが出てくるはずなのに出てこない‥‥。お釣りが出てこないシステムだったことを買ったあとで思い出した。早速洗礼を受ける。
はじめてのアメリカに緊張しながら移動を終えてホテルにチェックイン。カーテンを開けると向かいのビルの屋上にもタギング。いかにもな感じが嬉しい。この日はホテル近くのミッケラバーに行って軽く食事をしてそのまま就寝。
翌朝7時。まず初日は自転車で観光地巡り。レンタサイクルショップ開くまで時間があるので歩いてフェリービルディングへ向かう。ユニオンスクエアにはとにかくスターバックスが多い。100mも離れていない所もあったりと、サンフランシスコがコーヒーの街であることを改めて実感。
その後、しばらく海岸沿いを歩いていると平日なのに多くのランナーが走っていた。足元を見るとNIKEかACICSで女の人はみんなタイツだった。今回ウエアを持ってこなかったことを悔やむ。
フェリービルディング。朝早いのでまだ空いてないお店も多い。
東京にも少し前にオープンした、ブルーボトルコーヒー。本国も賑わっていた。
旅行に行くのに参考にさせていただいた、こちらのサイトを見て、気になっていたパン屋「Acme Bread/アクメブレッド」。見たところおかずパン的なものはなく、食事に合わせるシンプルなパンがメイン。早速ここでローズマリーのパンとシナモンロール?を買ってそのベンチで朝食。シナモンのパンも想像以上に甘さ控えめで素材の風味を大切にしている印象だった。
フェリービルディングから歩いて20分ぐらいでレンタルバイクショップ「BIKE AND ROLL」に到着。一番安い自転車を2台レンタル。日本のレンタサイクルとは自転車のクオリティーが違う。店員のお兄さんが気さくで、英語がわからなくても何とか借りることができた。借りる際、クレジットカードが身分証代わりに必要だった。
まずは自転車でゴルデンゲートブリッジを目指して、サイクルロードを走る。
途中で見かけた堤防。この釣りを楽しむ光景は世界共通な気がする。
バイクルートの標識がいろんな所にあるので道に迷うことなく移動できた。
橋の上も自転車に乗ることができた。高所恐怖症なのでできるだけ車道側を緊張しながら通過。
ノースベイからみたゴールデンゲートブリッジ。歩くと端から端まで結構大変かもしれない。
自転車での最終目的地、ヒースセラミックスの工房併設のアウトレットショップを目指してさらに北へ、一気に坂を下っていく。坂の街サンフランシスコのどかでリゾート地な雰囲気を感じるサウサリート。
大通りから一本内側に入ったところにある、ヒースセラミックスのファクトリーストア。
店内の奥には工房を見ることができた。
ザックに入るだけしか購入できないので、重量も含め慎重にセレクト。皿とマグカップ、ボウル、花瓶を購入。
しっかりとパッキングしてくれて、オリジナルのボールペンをおまけに付けてくれた。
ヒースセラミックスの後はブリッジウェイ通り沿いの「CIBO」で昼食。このお店の器もヒースセラミックスのもの。
帰りは自転車ごとフェリーでサンフランシスコへ。乗車賃は前日にホテル近くの24時間ショップWalgreensで購入したクリッパーで支払い。やっぱりカードの方が楽で安心。
行ったこと無いけど南ヨーロッパもこんな感じなのかなと思う。
中央の島が監獄として有名なアルカトラズ島。意外と街から近い場所に浮かんでいた。
そして再び、フェリービルディングに到着。朝来た時には閉まっていたお店を覗いてみる。
すごいボリュームのサンドウィッチ。
いろんな形や色のトマト。見たことない野菜がいくつかあった。
地図を見ると、フェリービルディングからCitylights Bookstoreまで近そうだったのでそのまま自転車で移動。ワシントンストリートを真っ直ぐ進んで、コロンブスアベニューを登ると坂の途中に看板があった。
ほぼ毎日のように被っている、アレン・ギンズバーグの詩集「HOWL」のキャップを販売している出版社でもあり、書店でもあるCitylights Books。ジャック・ケルアックやアメリカ・ビート文学好きには欠かせない書店。一応翻訳版でHOWL(咆える)を読んでみたものの難しい。
地下に降りる階段の頭上には”where the streets of the world meet the Avenues of the mind”。
自転車を返すついでに立ち寄ったロンバード・ストリート。どうしてこんな道になったのかわからない。
ロンバード・ストリートの反対を見ると、いかにも坂の街らしい風景。やっぱりこの坂は自転車では登れなかった。
自転車で最後に立ち寄ったのがPatagonia。外観は日本よりも格好いい。でも値段はむしろ日本で買う方が安いんじゃないかなと思うアイテムも多かった。そして予想外の寒さにR1フーディを購入。
約7時間で返却。借りた際に控えていたクレジットカードの番号などを破棄してもらう。
観光地巡りの最後はフィッシャーマンズワーフ。昔、漁港として賑わった場所らしいけれど、歩いた場所がよくなかったのか、その面影はあまり感じなかった。ショッピングモールやアウトレットモールのような印象だった。
フィッシャーマンズワーフと言えばクラムチャウダーと蟹ということで、蟹とクラムチャウダーを足したクラブチャウダーを注文。濃厚で独特の味付けが美味しかった。
ヘタ付きで売られていた巨大なイチゴ。
帰りは1873年開業で世界最古のケーブルカーに乗って終点パウエル駅で下車。お金を払うタイミングが全くわからず結局、払わずに降りてしまった‥‥。他の乗っている人たちがどこで運賃を支払っているのか全くわからなかった。程よいスピード感と揺れ、そして鐘の音が心地いい。ゆっくりとした時間の流れを感じることができた。ただ全て手動運転のこのケーブルカーを動かすには相当な筋力と経験が必要そうだ。