十数年来の友人を訪ねて真夏のブラジル・サンパウロに到着。
到着時間は午前9時。まずはホテルに荷物を預けるために空港からバスと地下鉄を乗り継いで、予約したホテルの最寄駅リベルダーデまで移動。
駅を出てすぐ赤い鳥居と左右に赤い街灯が並んでいて、日本における中華街のような雰囲気。通りを5分から10分程度歩くとニッケイパレスホテルに到着。
想像以上に大きくてきれいな外観。初日は日本語が通じる安心感でこのホテルを予約。
チェックインを済ませて部屋に行ってみると、いきなり電気が点かないトラブルが発生。フロントに行って一度修理してもらうも、またしばらくすると点かない‥。
またフロントに行くも今度は日本語も英語も通じないスタッフに変わっていて、最終的に友人からフロントに伝えてもらった結果、部屋を変えてもらいようやく解決。焦った‥。
ホテルからの風景。カラフルな家やビルで埋め尽くされていた。
早速半袖・短パンに着替えて早速友人の案内の元サンパウロ巡りへ。
初めに向かったのは、ホテルから歩いて20分ぐらいの距離にあったサンパウロ大聖堂。圧巻のスケール感。建物は意外にも比較的新しく1950年代に建設されたものでネオゴシック様式の聖堂としては世界最大級の規模。
この聖堂前のセントロ広場がサンパウロの中心「0」地点になっていて、ここを基準に住所も決めてあるとのこと。中心には方位磁針が彫られたモニュメントが設置されていた。東京で例えると現在の皇居のような場所かもしれない。
大聖堂からオスカー・ニーマイヤーが設計した現役のマンション、コパンビルに向かう途中にみたストリートアート。サンパウロを歩いていると至るところに描かれていて、多種多様でクオリティが高いものも結構多い。
ガイドブックなどでは、近づかない方が良いとされているエリア付近。きっと友人と一緒でないと不安で歩かない地域だと思う。この辺りは賃料が安いこともあって、最近この辺りに引越してくるクリエイティブ職の人や個性的なお店が多いらしい。
ブラジル最初の食事となる昼食は『Churrascaria Boi na Brasa』という肉料理店へ。普段あまり肉を食べないけれど、脂身がほとんど無く肉厚で程よい噛みごたえのステーキはまた食べたいと思う味だった。牛肉は脂が少ない方が好きなことに改めて気付かされた。また付け合わせの固めのバゲット(フランスパンとは少し違う)とあっさりしたオイルベースのドレッシングがかかったサラダも良かった。なぜか肉の写真を撮っていなかったのが残念。
昼食後はタクシーでメルカドン(Mercadao:大きな市場の意味)に移動。
閉場まで残り1時間とは思えない活気に満ちた市場内には、肉や魚ももちろん、見たことがないフルーツがズラッと並んでいた。柿はCAQUIのままだった。ちょっと気になって見ているとポルトガル語で何か言いながらとりあえず試食させてくれるので、買わなくても十分楽しい。
お腹が一杯になった後は街歩き再開。再びセントロ地区辺りを通りがかると鳴り響く太鼓の音と大勢の人。
近づいてみると赤と白の衣装を身につけた女性達が音楽を奏でる側で、竹馬のような高さのある下駄を履いた上半身裸の男性が、リズムに合わせて踊っていた。太鼓の迫力のある演奏と歌、これまでに見たことがない振り付けが、とにかく格好良かった。
後でホテルに戻って調べてみると、まもなく開催されるカーニバルの練習だった。この旅ではカーニバルは見れなかったけれど、このパフォーマンスを観ることができただけでも嬉しい。
この日最後はサンパウロの表参道・青山的なオスカーフレイリー通りを散策。目当てのメリッサ本店はイベントのため入ることができなかったので、近くで売っていたコールドプレスジュースを飲んで休憩。一本700円近い金額。ブラジルの物価を考えると、かなりの高級飲料。
夕方17:30ホテルがあるリベルダーデへ。まだこんなに明るい。
天気にも恵まれて日本やスイスまでの寒さが嘘のように暖かく心地良かった。気温が高いと気も体も楽だと思った。
そしてサンパウロは想像以上に都会だった。