四万十の海と川

海、山と続いて残すところは川ということで今年の8月下旬、高知県四万十へ。
数年前に旬の鰹を食べよう!と初鰹を食べに行った以来2度目。四万十は初。

夕方に高知空港に着いたその日は、知人お勧めの高知市内の居酒屋でまずは藁焼きの鰹のたたき。
塩焼きに生のニンニクと玉ねぎ、ネギ、ミョウガと薬味も食べ方もやっぱり新鮮。
もうこの時点で高知に来て良かったと思う。

翌日からは四万十方面に電車で向かう。
この時期の久礼市場でしか食べられない新子、ところてん、ゲストハウス、落花生畑での収穫体験、四万十川でのラフティングなどどれも初めての体験。

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小さいけど地元の人達で賑わっていた久礼市場

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この時にこの辺りでしか食べられないメジカの新子。ぶしゅかんという柚子のような柑橘系の果物をかけて食べるのが風習のよう。

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わかっていても実際に見るとこうやって育っているのが驚きだった落花生。
その場で茹でて食べた有機栽培の落花生は病みつきになりそうな味。乾燥したものとは全く別物。

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装備を一式レンタルしてツアー参加したラフティング。上の線路を走るのはご当地列車の「カッパうようよ号」。ガイドの20代の男性スタッフの方は、平日は会社員で休日だけこの仕事をお手伝いしているとのこと。この地域ならではの働き方だなと思う。この日は普段に比べて、水不足と強風で結構大変だったらしい。

色んな初体験の中でも印象的だったのは、鮎まつりで観た伝承漁法の火振り漁。
数隻の船で息を合わせ川を進んで行く様子は幻想的で、その知恵と工夫に関心させられた。

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火振り漁。仕掛けた網に火を振りながら追い込んでいく。

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その場で仕掛けた網を引き上げて見せてくれる。本来は追い込んだ後、しばらく時間を空けてから網を引き上げるそう。
そして相方が以前、四万十でお世話になったご夫婦に挨拶した際に頂いた鮎はとても美味しかった。

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ゲストハウスで炭火焼き。