分水嶺トレイル1日目 奥多摩・鴨沢から雁坂峠まで

奥多摩から八ヶ岳の麓、清里まで4つの分水嶺と4つの百名山を、3日間で通り抜ける、大縦走大会「分水嶺トレイル」に2018年の夏参加してきました。
以前から気にはなっていながらも、レベル感的にまだ厳しいかなと思っていた大会だったので、今回ランニングクラブの方に誘っていただいて迷わずエントリー。

スタート前

エントリー時の選考基準が過去の山行記録であるように、トレイルランニングのレースとは違い装備チェックも一人ずつしっかりとされる。自分を含めて、多くの人がHMS型カラビナを用意出来ていなかった様子で注意を受ける。

とここでまさかの展開。同じチームの方が急遽大阪まで帰らなくてはならなくなり、スタート前で3人が2人に。チームは3人以上なのでそれぞれソロ扱いで参加することに。残念。

1日目スタート

この日は第2関門の雁坂小屋を目指して歩き始める。まだまだ先は長いので焦らず歩いて第1関門の雲取山荘に到着。ここで簡単に補給を済ませて再び歩く。数年前に歩いた飛龍山付近。この奥秩父の静かな雰囲気は歩いていて気持ちが良い。ただこの日は海の日。気温が高いこともあってとにかく虫が多い。虫除けスプレーは必須。そしてモスキートネットの重要性を初めて実感。来年は買おう。

飛龍権現神社を越えた辺りで日が沈みだし、初めてのナイトトレイルの始まり。まずはルート途中にある将監小屋を目指して進む。

スタート地点を11時に出発して、19時30分頃将監小屋に到着。休憩を兼ねて夜ご飯をここで食べる。ここで食べたチキンラーメンがなかったら、途中で辞めていたかもしれないというぐらいに暖かい食べ物が身体に沁みて、美味しかった。過去最高のチキンラーメンだった。

体力的にも精神的にも復活して将監小屋を出発。唐松尾山から笠取山を右手に水干を経て、雁峠に23時頃到着。途中、階段で足を滑らせてトレッキングポールを折ってしまい、早々に使えなくなってしまった。折れてしまった時は枝を中に入れてテーピングで固定すると良いらしい。ただこの時は知らなかった。

雁峠で少し休憩。ヘッドライトを消すと星空がきれいだった。
雁坂峠に向かって燕山を登っていく。その後もアップダウンが続き、眠気と疲労で段々とみんな無口になっていく。

水晶山に着いたのが24時過ぎ。ここから先、CP(チェックポイント)の雁坂小屋までは下り。やっと横になって休めると思いながら歩いていく。途中分水嶺の案内標識が出て来た時は本当に嬉しくて思わず撮影。

雁坂小屋CPに着いてみると、この日3度目の残念な出来事が発生。スタッフの方から「申し訳ないんですが、すでにテント場が一杯でここでは休めないのでこの先で休んで下さい」「皆さん雁坂峠などで休まれているようですよ」と案内を受ける。
また登るのか‥と思いながらも仕方ないので水を補給して、トイレに立ち寄って再スタート。
雁坂峠に着いたのが1時頃。ここまでチームメイトのOさんとその友人Iさん(ソロで参加)と3人で歩いてきて、皆んなとりあえず横になりたかったので、良い場所を探す気力もなく雁坂峠のベンチで就寝。

2日目に続く