今年7月に初めて参加した、100kmを4人1組で48時間以内にゴールを目指すオックスファムトレイルウォーカー東北。
国際協力団体オックスファムが主催しているこの大会は、一般的なトレイルランニングなどの大会とは違って、東北支援や国際協力活動支援を目的とした世界的なトレイルウォーキング&ランニング・イベントの一つ。
福島県二本松市の岳温泉をスタートし百名山の一つ安達太良山を経て、里山や街道を歩いて磐梯熱海温泉まで50km。その後郡山市にある額取山越えて再び市街地を歩いて岳温泉をチームで目指す100km累積標高約4000mの周回コース。
小雨の中、安達太良山を登っていく。
安達太良山の下りは粘土質のトレイルが雨でぬかるんでいて、膝下からは完全に泥まみれ。
OMMを思い出す田園風景。
地元の方々のご厚意によるエイドステーションには、地元の野菜を中心におにぎりや甘酒など手作りのものが並んでいて、疲れた体に嬉しかった。
歩き始めて約10時間で37km地点のCPに到達。実際に歩いてみると半分の50kmですら遠い。
スタートしてから約13時間で初日の休憩所でもある50km地点の温泉宿にやっと到着。
早速温泉につかった後は明日朝に備えて休憩所でしっかりと休息。トップチームはすでにこの時にはゴールしていた。早い‥。
二日目は快晴。昨日雨と泥で濡れていたシューズもしばらく外に置いていたら、ほとんど乾いていてローンピークの速乾性を実感。濡れたシューズで歩く疲労感と不快感はもう避けたい。
今大会二つ目の大きなピーク、額取山を登る。
額取山の頂上からは猪苗代湖から郡山の市街地まで見渡すことができた。
やはり晴れていると気持ちがいい。
下山後、70km地点のCPでチームメンバー全員、無料のマッサージとテーピングを施してもらい、田園風景を横目にゴール目指してひたすら歩く。
この大会2回目のナイトハイク。
最後はこれまでにない疲労感と強烈な睡魔に襲われながら、制限時間7時間前の合計タイム約41時間で午前3時過ぎに無事に4人揃ってフィニッシュ。地元の子供達やボランティアスタッフの方々の応援や支援に感謝。
想像以上に100kmは長く辛かったけれど、終わってしばらくするとまた来年も出場したくなるのが不思議。