快晴の下、雷鳥平から立山連峰

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朝5時頃、テントに付けていた温度計を見るとまさかの-5度。外に置いていた水も、テントも凍ってしまっていた。
夜、寒くてなかなか眠れなかったのは今回が初めての経験。今回の装備での限界気温がこれぐらいだというのが分かった。

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まずはスープを飲みながら朝食。今回はパンにサラダとチーズと鶏肉をのせてオープンサンドと珍しく朝食も立派。少しだけ身体も暖まる。

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この日は雲一つない秋晴れ。ここ3ヶ月ぐらいずっと曇りか雨の中の山歩きだったので、本当に嬉しい。

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テントを撤収して、まずは大走谷から富士ノ折立を目指して登る。大走りの分岐までしばらくは急な登りが続く。それでも晴れていると気分が全く違う。

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後ろを振り返えると、カルデラならではの風景。紅葉がきれいに裾野まで広がっていた。

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大走りの分岐から富士ノ折立までは、すべりやすい岩ザレの急斜面が続く。ここで劔岳の方角から来る人と合流。向こうから来る人は明らかに装備が違うのが見てわかる。

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富士ノ折立(2,999m)から見た黒部ダム。黒部ダムを見たのは初めて。ダムとは思えないスケール感。

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立山連峰の最高峰、大汝山まではあまり高低差がなく、見通しが利く稜線で気持ちが良い。北は富山湾の海岸線から南は富士山まで、見渡すことができた。

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大汝山(3,015m)に登頂。山頂の奥に見えるは劔岳。剱岳も初めて見る。いつか登ってみたい気もする。休憩所でコーラとバッジを買ってしばらく休憩。

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この日最後の山頂、雄山を目指して歩く。

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雄山神社に来ると、これまでが嘘のような人の多さにビックリ。神社は入場規制があり、参拝待ちの列ができていたので、今回は諦めてそのまま下山。

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室堂からの雄山に登る最短ルートということもあって、登りも下りも沢山の人。中にはローファーの人もいて、観光地とはいえ高低差約300mの急登はつらそうだった。
結局、何事もなくて良かったけど、並んでいる人達を無理に追い抜いて下ろうとした人が、岩を落として一瞬その場が凍りついたり、斜面を滑り落ちそうになった人がいたりと、慣れない人が多いとその分リスクが高くなるのを実感。

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一の越山荘まで下りると、後は比較的、平坦な道を下るだけ。斜面をじっと見ながら歩いてみたけど今回やっぱり雷鳥は見れなかった。

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今回のルート上唯一の雪渓。滑らないようにそっと歩く。

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最後は石畳の道を歩いて室堂へ。室堂に着いてすぐ、立山行きのバス乗り場に行ってみると、まだそれほど並んでいなかったので、ここで温泉に入るのを諦め、そのまま帰りのバスに乗車。

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立山駅で富山行きの電車を待つ間、富山駅近くの温泉を検索してみると、ちょうど富山に向かう途中に「満点の湯」というスーパー銭湯があったので行くことに。

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「いわくらじ」で地鉄立山線に乗り換えて、不二越駅で下車。

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駅から歩いて2〜3分で、比較的新しい感じの「満点の湯」に到着。想像よりも大きく、浴槽の種類も豊富。一つの浴槽にあまり長く浸かれないタイプなので、種類が多いとゆっくり楽しめる。そして入浴料も730円と安く、室堂で早めにバスに乗って来て正解。

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最後は富山駅に戻って数年振りの回転寿司とビール。やっぱりネタが新鮮なので美味しい。最後会計すると一人4,000円〜5,000円。少し食べ過ぎた。笑。初めての富山を満喫して新幹線で東京へ。北陸新幹線に感謝。