8月前半の週末、当日の朝まで天気予報を見ながら悩んだ末、午前中だけ晴れる予報を信じて、甲斐駒ヶ岳を歩いてきました。
甲府駅発の広河原行きの最終バスに乗って広河原に16:00に到着。ここから北沢峠行きの次のバスは明日の朝6時15分。まだ時間もあるし明日は早朝から登りたいので、広河原から北沢峠まで歩いて行くことに。
約10キロ、バスで25分の舗装路を食べ物しりとりで気を紛らわしながら、歩くこと約2時間30分。日が沈む前に宿泊予定の長衞荘に到着。不安だったテントの張り場も、ちゃんと整地された良い場所が空いていて問題なく張ることができた。早速食事を済ませて早々に就寝。
翌朝4時30分頃に北沢峠を出発。樹林帯を抜けて、ちょうど朝日が雲海の上に登った頃、仙水峠に到着。
天気は快晴。
ここから山頂手前の分岐点・駒津峰まで500mを登っていく。後ろを振り返ると鳳凰三山や北岳、富士山、右手には仙丈ケ岳まで見渡すことができた。北沢峠まで歩いて、朝早く出発した甲斐があった。
コースタイム通り1時間30分で駒津峰に到着。駒津峰からは細かいアップダウンを繰り返して、巻き道へ。
歩いてみたかった頂上まで続く、花崗岩の白く明るい道。前を行くご年配の方は北沢峠からずっと山頂まで同じペースだった。
この地質は今から1400万年前に冷えて固まって出来たという説も。途中、岩が地中に背骨のように並んでいる箇所もあったりして、地質に詳しい人と歩いたら面白そう。
残念ながら山頂に着いた頃にはすでに辺りはほぼ真っ白で、景色を楽しむことはできなかったけれど、天気予報通り、雨に降られることもなく、久しぶりの標高が高い山を楽しむことができた。