都内から日帰りで楽しめて、これまでに歩いたことがない山に行こうということで、3月中旬、山梨県の三つ峠駅から三つ峠山頂を経て最後は天上山(カチカチ山)を歩いてきました。
駅から住宅地を抜けて歩いて登山道へ。登山口付近に設置されていた看板。見所が楽しそうに描かれていて、知らない土地でこういう手描きの看板に出会うと嬉しい。
登って行くと看板にも描かれていた、観世音や石塔があって、古くから修験道の霊山だったことを感じる。
今朝の気温が低くかったのか、標高が上がるにつれて、桜並木のように、樹木の枝が氷った霧で覆われて真っ白に。初めて見る光景。
登山口からほとんどアップダウンはなく、のんびりと登って行くと、少し開けた右側に大きな岩壁。ロッククライマーの名所らしく、あちこちに打ち込まれたハンガーボルトが打ち込まれていた。
この岩壁を時計回りにぐるりと回って、山頂に到着。残念ながらこの日は曇っていて眺望は少しだけ。簡単に昼食を済ませて、カチカチ山を目指して下山。
途中、三つ峠山荘付近でメインルートから気付いたら外れて下っていて、あるはずの分岐が無いなと思い確認したらロストしていて、引き返す。こういう本来必要のなかった登りは余計に辛い。
予定していた尾根沿いの道は明るい。木々の葉が枯れて裸木の季節は低山でも日が入って気持ちが良い。鉄塔付近まで下ると正面には富士山。残念ながら山頂からは見ることができなかったので、ここで見れて良かった。
天上山まで降りると沢山の観光客。カチカチ山の舞台と言われているらしく、たねきとうさぎの人形が置いてある。いま思うとカチカチ山って色々と残酷な話な気もするけど…。
ロープウェイで下山して、河口湖駅に向かう途中、コロッケの暖簾に引かれて入った惣菜の店ふるや。注文が入るとその場で揚げたてを出してくれる。人気店らしくしばらく待って注文。シンプルで素朴なコロッケだった。