電車とバスに乗って、乾徳山と塩山温泉へ。

いつか歩いてみたいと思っていた乾徳山を2018年5月に歩いてきました。

塩山駅から山梨交通バス「窪平・西沢渓谷線」に乗って乾徳山登山口で下車。乾徳山行きのバスは運行期間が限られている(時刻表は山梨交通のHPに記載)。トイレを済ませてしばらく舗装路の道を歩いていくと右手に「乾徳山登山口」の大きな看板が立っていた。

舗装路はここで終わって、看板から先は新緑が眩しいトレイル。約500m登ると水場の錦晶水に到着。手を洗ったり、少し休憩した後、フラットに近い感じのトレイルを上がっていくとすぐに分岐地点の四辻が見えてくる。

分岐地点の少し先に立っていた高原ヒュッテ。ヒュッテから少し離れた場所にテントを張っている方もちらほら。広くなだらかで、のんびりテント泊を楽しむにはちょうど良い場所。

今回は分岐地点から反時計回りに乾徳山の山頂を目指して歩いていく。以前は放牧地だったらしい国師ヶ原の緩やかな登り道を上がっていくと高原のような雰囲気の扇平に到着。

後ろを振り返ると目の前には富士山。東側は奥秩父の山々。手前に見える低山もこの季節ならではの緑色で素晴らしい景色。

扇平から樹林帯を少し歩くと頂上手前の鎖場。最後、右手から回って梯子でも上がれたので、苦手な方でも大丈夫。
鎖場が終わるとすぐに山頂。登山口からちょうど3時間。アップダウンはほぼなく累積1159mだった。

山頂は広くないので、少し先の下ったピークで昼食。

乾徳山越しに富士山を眺めながら、作ってきたおにぎりを食べる。

帰りはピストンではなく山頂から黒金山方面に向かってぐるりと下山。途中で登り返しも岩場もなく、あっという間に分岐点近くの高原ヒュッテが見えてきた。あとは来た道を下って登山口へ。
下りは2時間30分。ちょうど16時少し前に到着。バスの時間が16時8分なのでちょうど良い時間だった。

駅についた後、せっかく塩山まで来たんだしゆっくりして帰ろうと温泉を探しみると、駅から徒歩圏内に「塩山温泉」があることを初めて知る。北口から10分程歩くと通り沿いに温泉宿がぽつぽつと見える。交差点から少し西に歩くと公衆浴場の看板を発見。矢印に従って、入ってみるとカウンターでお金を払って入る銭湯のような雰囲気。

中に入ると、常連なんだろうなという感じの地元のおじさん達。お風呂から上がって、相方を待つ間、カウンターのおばさんと話していると、以前はもっと活気がある温泉街だったそう。この宏池荘はありがたいことに家族や団体でのリピーターの方が多いらしい。

正面玄関から見ると比較的大きな温泉旅館。

山を下りてまだ日が明るい内に入る温泉はいつでも気持ちがいい。
次回からの定番になりそうな塩山温泉だった。