スノーハイクで冬のしらびそ小屋へ

2021年12月下旬、八ヶ岳のしらびそ小屋に1泊2日で歩いてきた。稲子湯から中山峠に続く登山道の中間ぐらい、標高約2,000mの所にあるしらびそ小屋。
冬季期間は稲子湯までの町営バスが運休なので、松原湖駅から登山口の稲子湯までタクシーで行くことに。タクシーが到着するまで駅近くのカフェで休憩。

近郊で採れた野菜を使ったクッキーと長野産の栗を使ったモンブラン

厳冬期の本沢温泉に関西からノーマルタイヤのレンタカーで遊びにきていた学生の話を聞きながらタクシーに乗っていたらあっという間に稲子湯に到着。

kOUMI 100を走った人には馴染みのある稲子湯

登山届けを稲子湯で提出して歩き始める。ゆるゆり歩いて約2時間でしらびそ小屋に到着。

小屋の手前から急に積雪量が多くなった

この日宿泊していたのは他に1組だけ。クリスマスが近かったのでプレゼント交換したりして盛り上がっていた。小屋泊だとテントを設営したり山で過ごすための準備が必要ないので楽で良い。

この日の夕食。品数も多くてほど良いボリューム。山小屋でこれだけの品数を用意するのは大変だろうなと思う。
夕食後はペレットストーブの前で持ってきたお菓子とお酒を飲んでゆっくりと過ごす。

小屋の様子。色んな所に工夫が施されていて面白い。
厚切りトースト

翌朝はしらびそ小屋の名物的な厚切りトーストの朝食。コケモモとブルーベリージャム付。
雪景色を眺めながら暖かい朝食が食べられるなんて贅沢。

小屋の外に置かれたひまわりの種や落花生を目当てにリスやホシガラス、カケスがやってくる。待っていると段々と数も増えてあちこちから餌を求めた野生動物が姿を現す。
夢中になって餌を食べている姿はずっと見ていても全く飽きない。

しらびそ小屋
雪と青空のコントラストが気持ちいい

昨日は曇っていたけど2日目の朝は快晴。
山小屋の外に設置してある温度計を見るとマイナス10℃。みどり池も完全に凍っていて真っ白。恐る恐る真ん中まで歩いてみる。

中山峠まで登ってみようかと思って山小屋の方に聞いてみると、山頂の方は吹雪いているかも?とのことだったのでそのまま下山して小海リエックスへ。

KOUMI100では白樺尾根を下った後に走るロード。レースの時は全く違う景色

小海リエックスに向かう途中、振り返ると雲の切れ間から天狗岳、硫黄岳を見ることができた。
アクセスは少し不便だけど、スノーハイキングの入門としても冬のしらびそ小屋はおすすめ。