初めてのDNFに終わった2024年の小江戸大江戸230km

2023年に引き続き小江戸大江戸200kの230kmの部を走ってきた。
今年の大きな目標は3つ。

1:昨年のタイム28:25:34を切ること。理想は27時間前後。

2:レース後も普段と変わらずジョグができること。

初挑戦した昨年はレース後のダメージが大きすぎて、走れるようになるまで約3週間かかってしまった。

3:両目が見える状態で走り切ること。

昨年の小江戸大江戸とFTR100ではレース終盤に左目の視界が白く霞んで見えなくなってしまい、ペースが落ちてしまったのでその症状がない状態で最後まで走ること。

風が強くて寒かった河川敷

結果は中野・成願寺(128.6km)でリタイヤ。

レース序盤の50km過ぎぐらいから左目が少しずつ霞んできて、川越に着く頃には左目だけ磨りガラス越しに見ている状態になってしまい、成願寺までは走ったものの、右目が霞んだらどうしようという不安を抱えたまま、深夜の都内を含めた残り100kmを走り切る自信が持てず、まだ電車が動いていて、他人に迷惑をかけず自分の足で自宅まで帰ることができる地点でのリタイヤを決意。

糖質量を普段より多めに摂ってみたり、目薬をしてみたり、サングラスをかけて紫外線からの負担を減らしてみたり、肩周りをほぐしてみたりと、目の対策として事前に考えていたことは色々とやってみたけど、効果なくレース序盤から症状が出てしまった。

リタイヤしたことに後悔はないけど。不完全燃焼で終わってしまった。

リタイヤ翌日、ドロップバッグを回収に川越まで。今年はこのゲートをくぐることができなかった。

目標は一つも果たせなかったけど良かったことが2つ。

一つは100kmを越えるウルトラマラソンで実績を残している強いランナーの人達と短い時間ながら一緒に走れたこと。
小江戸大江戸前に2週連続で100マイルを走った状態で走っていた芝脇さん、エイドワークも含めて自分のスタイルが確立している慎さん、昨年も260kmで優勝していた吉田さんと、川越から成願寺の間で走れたのは良かった。
まだ130km以上残っているのに、すでに駆け引きしながら相手選手より前を走る姿勢を見せていた吉田さんの姿は特に印象的だった。

リタイヤした成願寺

もう一つは体感的に昨年よりも楽に成願寺まで走れたこと。
昨年はほぼ無風で走りやすかった前半の河川敷が今年は向かい風が強くて思ったように進まず、前半はタイムを気にせずマイペースを維持。
風の影響が弱まる玉淀(52.2km)辺りからはやや下り基調で気持ち良く走れて、結果昨年より8分早く川越に戻ることができた。そして、昨年ペースが落ちてしまった川越から成願寺までの長い川越街道も、昨年より大きく崩れることはなく、昨年より16分早く成願寺に着くことができた。

230km走る予定が130km地点で終わったので、当たり前ではあるけど、レース翌々日から普段通りに走ることができたのも収穫だった。

結果的に、川越でリタイヤすることも考えたけど、まだ半分も走っていないし、川越で辞めるのはあまりに都合が良すぎる感じもするし、これまでの練習がどうだったのかわからないまま終わってしまうので、中野・成願寺までは走ろうと決めて川越エイドを出て良かった。

その後、眼科専門の病院で目と関連性がありそうな脳のMRI検査を受けてみたけど結局異常は見つからず。
可能性があるとしたら一時的な血行障害の可能性があるかもしれないとの診察だった。
そして、血行障害の要因として、水分不足も可能性としてはあるらしい。