新穂高温泉から歩いてきた最終日は太郎平キャンプ場から折立に下山。
日の出少し前、5時前にテントを撤収して歩き始める。太郎平小屋の前から朝日を待ってみたけど、東の空は雲が厚く残念ながら日の出を見ることはできなかった。
歩き始めてしばらくすると少しずつ西の空も明るくなってきて、登山道の先、日本海の上に広がった雲海が本当の海のような幻想的な時間。
周囲に山並みが見えるアルプスの眺望とは違った風景で、今回歩いてきた中で最も印象だった。
太郎平から折立までは約6km。しばらく整備された木道を歩いた後、石畳の道を下っていく。
折立手前の太郎坂までは登り返しや急な斜面もほとんどなく、歩きやすい道が続いていた。
途中、色んなキノコに出会う。動植物の名前を覚えたらより楽しいだろうなと思いながら、未だに覚えてない…。
登山口の手前には昭和38年に起きた愛知大学山岳部員遭難事故の慰霊碑(黒部の山賊にも書かれている)が建てられていた。
一礼して少し歩くと折立駐車場に到着。
新穂高温泉から歩いてきた3泊4日の旅も終了。予報では雨の可能性もあったけど、終わってみると快晴続きで良い山歩きだった。