第6回 トレニックワールド in 外秩父50km | レースレポート

6月のスパトレイルに続いて、今年3本目のトレイルランニングのレース「第6回トレニックワールドin外秩父50km」を走ってきました。

元々は4月に開催されたUTMFのボランティアスタッフとして、皆んなが走っている姿を間近で感じ、来年まずはSTY(92km)を走ってみたい。という思いから、近場で前泊が必要なく参加できて、完走できたらITRAのポイントが3ポイント貰えるという条件からエントリーした今大会。

しかし、3週間程前に2019年以降のSTY開催中止がUTMFより公式発表され、急に目標を失った感があるまま、7時7分寄居駅に到着。

トレニックワールド外秩父

天気予報では晴れの予想も駅を出ると霧雨が降っていた。
受付と荷物の整理を済ませるとあっという間に、スタート時間(7時45分)。
スタート直後にいきなり全員コースロスト‥。左に進むべきところを、先頭集団に連れられて右に曲がってしまい、慌てて元のコースへ。

鐘撞堂山

鐘撞堂山を超えて6kmぐらいの地点で2度目のアクシデント。

トレニックワールド外秩父

急に人だかりができて前に全く進む気配がないので伺ってみると、蜂が飛び交っていて多くの人が刺されてしまったとのこと。止むを得ず迂回して先に進む。推奨携行品にポイズンリムーバーとあったように、必須でない場合も身を守るための道具は持っていた方が良いと思う。

荒川

踏切を越えて第1エイド手前の橋から見た荒川上流。

トレニックワールド外秩父

第1エイドに到着。麦茶も用意されていて嬉しい。スポーツドリンク・麦茶・水・スポーツ麦茶・オレンジジュース・コーラ・オレンジーナ・サイダーなど、今大会ドリンクの種類が最後まで豊富だった。
湿度が高く、蒸した状態ですでに1リットル近く飲んでいたので、しっかりと補給。

第1エイドから第5エイドの大野峠まで約21km。アップダウンを繰り返しながらずっと登っていく。

秩父高原牧場付近の第3エイド。快晴で暑かったら牧場のソフトクリームでも食べようかなと考えていたけれど、曇っていたおかげで、食べる気にならなかった。

12時ぐらいから晴れてきて、霧がったトレイルにも日差しが差し込んできて心地よい。
大野峠に5時間53分で到着。少し手前のパラグライダー乗り場が見えるまで、この辺りが練習会で走ったトレイルだと気付かなかった。逆走するとまた違った印象だった。

第5エイドの補給食は手作りのサンドウィッチ。エイドごとに違う食事が用意されていて楽しい。
思わずゆっくり休み過ぎたのか、記録を振り返ると、このエイドから第6エイドの間で20人ぐらいに抜かれていたので、順位を競う場合は滞在時間はやっぱり重要。

ここからブナ峠を越えると最後の桂木山を除いてほぼ下り。
スパトレイルで経験したみぞおちの痛みを警戒しながら進むと第6エイドの野末張見晴台に到着。

トレニックワールド外秩父

トレニックワールド外秩父

トレニックワールド外秩父

ここまで山頂の視界はほぼゼロだったので、最後に良い眺望に出会えて良かった。このエイドの補給食はフルーツポンチ。
何十年ぶりかに食べたフルーツポンチは美味しかった。

やや急なトレイルの下りを下りきると最終エイド。残り3.7km。水分も充分にあったので補給は無し。頭から水を掛けてもらって桂木山に向かう。途中出会った方が最後の山が「キツイらしいですよ」と教えくれたおかげで、登りは乗り越えられたものの、ピークからフィニッシュ地点までの下りが想像以上に長くツライ。最後は集中力が切れそうになりつつ、何とか走りきって8時間44分で完走。

一応、9時間切りを目標にしていたので目標は達成。また一定のペースをある程度保った状態で走ることができた。

フィニッシュ地点ではかき氷とおしるこ、いなり寿司のサービス。走り終えて食べるかき氷は格別。充実したエイドをはじめ気持ちがいい大会運営だった。

そして、特に目立った渋滞はなかった今大会だったけれど、最後「ゆうパーク」での入浴時の順番待ちは30人を超える洗い場待ちで大渋滞だった。(笑)