ベトナムの最高峰ファンシーパン ハイキング 1日目

9月に友人の友人が現地を案内してくるということで実現したベトナム最高峰の山ファンシーパン(3,143m)登山。今回が初めての海外の山歩き。そして初めてのベトナム。と初めてづくしの一日目。
羽田空港から直行便に乗ってハノイに到着。ハノイで今回共に山を歩く友人達と合流し、まずは夜行列車でハノイからラオカイへ向かい、そこから少数民族が暮らす街としても有名なサパの街を目指す。

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4人1部屋の寝台列車は想像以上にきれいで快適な室内で、扉もあり内側からきちんと鍵もかけれる仕様。トイレや洗面所もしっかりとしていて気持ち良く過ごせた。

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22時にハノイを出発して、翌朝8時頃にラオカイ駅に到着。そこからははタクシーでサパを目指す。タクシーが途中警察の方に停められたりしながら‥サパに到着。サパのホテルで、シャワーを借りるため一度チェックインしてまずは近くのお店で昼食。

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この旅2回目のフォーは「フォー・ボー」フォー・ボーとは牛骨から取ったスープに牛肉がのったもの。みんなで昼食を済ませた後、ホテルでシャワーを浴びる。使い勝手はいいもののお湯を使いすぎると途中で出なくなる仕組みになっているらしく、3人で交代しながら使ったため、最後友人の時は完全に水のシャワーとなっていて辛そうだった。笑。

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再び、タクシーに乗って登山口へ。ぱっと見には日本とそんなに変わらない風景が続いて、1時間もかからず、登山口に到着。

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登山口に到着すると、今回案内してもらうことになっているポーターの人達が待っていた。友人のお母さんも一緒に歩くということなどもあり、ポーターに食事等お任せの山歩きなので日本から持って行く荷物が少なめで済んだ。

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登山口からしばらくは川沿いに歩いたりしながら平坦な道を歩き、やがて川から離れると共に少しずつ高度を上げていく。

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みんな背中に籠一杯の荷物を背負って、足元はゴムのスリッパか長靴というスタイル。BORN to RUNを思い出した。

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歩き始めて2時間ぐらい。最初のキャンプ場に到着。ブルーシートで覆われた小屋が2軒。1軒は調理場兼山小屋といった具合でビールも売ってました。辺りを鶏が歩いていたに驚く。

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到着してしばらくするとポーターが用意してくれた昼食が出てきた。結構しっかりとボリューム。ゆで卵にバナナ、ご飯、キュウリなど、普段から親しんでいる食べ物が多く、美味しかった。中でも鮮やかに染められた、もち米が混ざった赤飯のようなご飯が好きだった。聞くとこの地方の伝統料理だとか。砕いたナッツと塩を混ぜた感じのもの(写真右下)をかけて食べる。

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1時間程休憩して、15:30頃、第2キャンプを目指して出発。

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第1キャンプを出て1時間程歩くと、日本の山ではあまり見ない鉄のはしごを登ったり、段々と傾斜が急になってくる。

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途中に何カ所かゴミ捨て場があって驚く。この辺りの意識は日本の昔の富士山や尾瀬に近いのかなと思う。豊かな自然が広がっているだけに残念。

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ポーターの話では第1キャンプから2〜3時間ぐらいで次のキャンプ場に着くということだったが、登山口から歩き始めて約5時間ぐらいしたところで、日没を迎える。友人のお母さんなど普段ほとんど運動していない人もいるため想像以上に遅いペースだった。

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ヘッドライトとiphoneの電灯を頼りに、ここからさらに約1時間ほど歩き、合計で5〜6時間歩いたところでようやくキャンプ場に到着。地図を自分で見ながら歩いてないことの不安もあり、本当にほっとした瞬間だった。

宿泊は当初テントを借りれるということだったが、実際には日本でいうと避難小屋のような大きなしっかりとした建物に泊まることができた。小屋内はかなり広くて多分40人近くは泊まれると思う大きさ。

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20時30分頃、みんなで夕食(厚揚げの炒め物と豚肉の炒め物と野菜炒めのようなラインアップ)を食べてそのまま就寝。夜空は天の川もしっかりと見え、これまでに観た星空以上に素晴らしかった。

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