2023年4月16日(日)に開催された平尾台トレイルランニングレースに参加してきた。
日本三大カルストの一つだけど、あまり知名度が高くないのか周りでは知らない人が多かった平尾台。場所は福岡県北九州市小倉。九州のレースは2022年3月に走った球磨川リバイバルトレイル以来約1年振り。
目次
アクセス
羽田から飛行機で北九州空港まで約1時間40分(航空券はセール価格で片道約一万円。安い!)。北九州空港から前泊した小倉駅周辺までバスで約35分。
小倉までは座っている時間だけを考えると2時間ぐらい。あれこれ予約が必要なレースに比べると、交通手段も宿泊先も好きに選べるので気が楽。
レース当日は小倉駅からレンタカーで約40分(2人とも車の運転ができないので相乗りさせてもらった。感謝!)
来年は大会のバスが用意されるらしい?
コース概要
コースはロングコースの40kmとショートコースの17kmの2つ。今回はロングコースの40kmにエントリー。
ソラランド平尾台 平尾台自然の郷がスタート・フィニッシュ会場でロングコースだと途中にエイドが6回。最初のエイドまでは10kmだけど、その後は約3km〜7kmの間隔でエイドあるので、水切れやハンガーノックの心配もほとんどなく安心して走れるコース設定。
前半はとにかく絶景のトレイル
レース前日の土曜日は一日中雨が続き、日曜日の天気予報も正午から雨予報。
どうなるかなと心配していたけど、レース当日は段々と晴れてきて、新緑と平尾台のカルスト台地から見下ろす北九州の景色を見ながらのレースは最高だった。
後ろを振り返ってもこの景色。レース前半はどこを切り取っても絵になる景色の中を走る。
阿蘇ラウンドトレイルの草原も雄大だったけど、眺望だけで比べると平尾台の方が良かったかも。
中盤は急登もある変化が多いコース
羊群原(無数の石灰岩が並ぶ様子は羊の群れに例えられる)を抜けるとガラッとトレイルの雰囲気が変わって、約500mを一気に下っていく。
低い雑木林の中を抜けるトレイル。前日の雨の影響もあって滑りやすい箇所も多かった。
レース中盤、第3エイド〜第4エイド間(カルスト台地に戻る手前)は急登の連続。
足元は滑るし急登があることを全く予想していなかったのでここで一気にペースダウン。
レース前に高低差イメージを見ていなかった自分が悪い。笑。
なかなか終わらない後半
急登を登り切ると、石灰岩が散在する草原の景色に戻ってレース後半。
第5エイド後の周防台(標高606m)に登った後はほぼ下り。3月に走った小江戸大江戸230kmで足を痛めて以降、まともに走れていなかったので周防台の急な登りがキツかった。
海側の反対はのどかな田園風景。往路とは反対に復路は何度も迂回しながらフィニッシュへ向かうコース設定になっていて、フィニッシュ会場が近づいている気配が感じられず、第5エイドからフィニッシュまでのラスト約10kmが1番長く感じた。
レース結果
時間4時間31分。
順位8位
後半失速しながらほぼ予想したタイム通りでフィニッシュ。昨年だと20位ぐらいのタイムなので、運良くトップ10入り。
一緒に出場していた妻も6時間9分39秒で無事完走。女子10位でトップ10入り。
2人とも運が良い。(妻を待つ間に会場でシャワーを浴びることができた)
エイドで餅つき体験
第2エイドに着くとテント内で餅つきしていてビックリ。
「やってみる?」と尋ねられたけど、全く想像していなかった出来事に一瞬どうしよう?と悩んでいたら終わってしまった‥。即答できなかった自分と、もう少し早く走れなかった自分を悔やむ。
つきたてのよもぎ餅で作った大福はよもぎの香りが爽やかで買いたくなる美味しさだった。
その他のエイドでは、はちみつレモンやふかし芋をいただいた。
レース前後は北九州観光
前日の土曜日は小倉(福岡県)の旦過市場を散策した後、下関(山口県)に渡って唐戸市場で寿司ランチ。
レース後はレース会場近くの千仏鍾乳洞を散策。
寿司や海鮮丼、揚げ物、汁物など色々ありすぎて何を選んで良いのか分からなくなってしまった。
行きは門司港から船で下関へ渡って、帰りは海底トンネルを歩いて福岡県へ。海底に県境があるのはめずらしい。
洞窟の中を流れる地下水の小川の中を進んでいくアドベンチャー感ある鍾乳洞。奥に進むほど水深が深くなって、めちゃくちゃ足が冷たい。深いところでは膝下ぐらいまであった。レース後のアイシングには良いかも?
シロヤのサニーパンと北九州うどん
北九州出身の人に教えてもらった老舗中国料理 耕治(松本清張も愛した名店らしい)、下関名物のふぐ料理、唐戸市場のお寿司、豚骨ラーメン、色々食べた中で1番好きだったのはシロヤのサニーパン。
練乳が入っているだけの素朴な菓子パンなのにハマってしまった。レース前日に買って、さらにレース翌日にも買って、さらに通販で取り寄せてしまった。個人的に京都といえば志津屋のカルネサンド、小倉といえばサニーパン。
小倉に着いて最初に食べた北九州発祥のチェーン店資さんうどん。
飲んだ後の締めのラーメンのような感じなのか、23時過ぎでも結構賑わっていた。
讃岐うどんとは違って柔らかめ。北九州のはうどんが名物らしく、情報誌「雲のうえ」でも以前特集が組まれていた。いつかうどん屋巡りしてみたい。