30時間切りを目標に挑んだ、2度目の彩の国100マイル

レース途中、何度も立ち止まってしまった2023年の彩の国100マイル。
今年はその走りを払拭すべく、グダグダ言わずに30時間以内で走り切る!を目標に再挑戦。

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レース結果

29:41:23(総合6位・年代別3位)

無事に昨年の自分超えと目標を達成。
小江戸大江戸の時のように、片目が見えなくなることもなく気持ちよく走りきれた。

気づいたら前を走っていた選手が続々とリタイアしていて総合6位でフィニッシュ。
全く順位を気にせず走っていたけど、サウス2の竹寺で順位を聞いからはできるだけ走った。

彩の国100マイルの完走に向けて、頑張っている人の役に立つかどうかはわからないけど‥2度目の彩の国100マイルに向けてやったことやレースを備忘録として振り返ってみる。

シンプルにボリュームを増やす

トレーニングメニューは1年前と大きく変わらず、1月末の勝田マラソンまではフルマラソンを想定したスピード重視の練習。そこから約1ヶ月は3月の小江戸大江戸をイメージしたロング走。
小江戸大江戸が終わってからは、さらに距離を伸ばしながら垂直方向のトレーニングを増やして、4月は約510km累積15,000mを走った。

垂直方向のトレーニングは隙間時間で神保町の男坂と週末のトレイル。トレイルはできるだけ走り切れる距離と強度で、ダラダラと長く動く練習はやらなかった。

結果、このペースのジョグだったらあと100km〜120km走れそうというのがレース中に感覚値で掴めた。

一年前は立ち止まってぼーっと過ごしていた送電線下のトレイル。

試走は2回

奥武蔵エリアはよく走っているし、昨年も走ってコースは良くわかっているので、試走は友人に誘ってもらった2度だけ。走ってみて、実際どのくらいの余裕度で走れるのか把握できたので、良かった。

試走中に見かけたキツネ。

レース中の補給はシンプルに基本甘酒

彩の国はエイドの数も補給食も充実しているので、固形物は自分では持たず、移動中は甘酒とドリンクミックスのシンプルな組み合わせ。

粉はモルテン・ロクテイン・パラチノースの3つ試してみた。モルテンとパラチノースはレース後半、甘さが嫌になってきて最後まで摂れたのはロクテインだけだった。

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水分補給はスポーツドリンク

栄養学セミナーでスポーツドリンクで充分というのを教わって、基本はエイドで提供されるスポーツドリンクのみにしてみたけど、問題なかった。

たまに気分転換で麦茶にしたり、胃腸が疲れてからはお湯を飲んだり、暑い時間帯は自販機で買ったリンゴジュースを飲んで身体を冷やしたりしながら進んだ。

塩分補給は塩分タブレットで補完。

これまでは経口補水パウダーを溶かして飲んでいたけど、レース後半甘さが嫌になってきたり、エイドで毎回粉を入れるのが作業が面倒だったので良かった。

レース中最大の敵は眠気

ゴーテンウィークぐらいからうまく眠れない日々が続いて、結局レース当日もやや寝不足気味。

最初に眠気が襲ってきたのが、サウス1の桂木観音に向かう途中。気づいたら歩きながら寝ていてツツジ公園の植え込みにぶつかって目が覚めた。サンピアでカレーを食べたり、補給を多く摂りすぎて血糖値スパイクを起こしていたような気がしたので、3周目に向かうときはサンピアでの補給をあえて少なくしたことで、サウス2序盤の眠気とダルさは少し改善した気がした。

なんとか持ち直して、サウス1のkinocaに着いた時はこのペースだったら、29時間切れるかも?と思っていたのも束の間、登りになる度に眠気が襲ってきてフラフラ。

その後も何度か横になってみたけどまったく眠れなかった。下りで目覚める。登りで眠くなる。駅伝の選手に抜かれる度に目が覚める。を繰り返しながら進んで、最後はひたすらカフェインを摂り続けてフィニッシュ。
サウス2だけで500~600mgぐらいのカフェインを摂って走った。

最初に眠気が襲ってきたのが、サウス1の桂木観音に向かう途中、気づいたら歩きながら寝ていて植え込みにぶつかって目が覚めた。